2008年12月20日

水と土の芸術祭(仮称)サポーター募集中

~水と土の記憶を呼び起こし、世界に向けて発信する~
水と土の宝物に出会う、アート・フェスティバル
水と土の芸術祭(仮称)
【開催趣旨】
新潟市は、食と花のまち、開港5港のひとつであるみなとまち。広域合併を経て政令指定都市となった新潟市には、様々な地域の個性が集まっています。この多様性を貫き、包含するテーマが「水と土」です。
新潟市は、日本一の水量と延長を持つ信濃川、日本最大級の水量と清流度を持つ阿賀野川によって生まれました。
この母なる2つの大河は、かつて出口を求めてさまよっていました。人は、その出口として、ある時は山をうがち、またある時は大地を削り、多くの放水路を造ってきました。世界に、これほどの数の放水路が存在する地域は他にないのではないでしょうか。
また、司馬遼太郎氏が、著書『街道をゆく』の中で描き、かつて「芦沼」「地図にない湖」と呼ばれた亀田郷には、低湿地が「湖」のように広がっていました。泥と格闘しながら行う厳しい農作業。一度大雨が降れば行き場を失って溢れる水。新潟市は今も市域の約4分の1がゼロメートル地帯なのです。
この地で先人は、多くの放水路を造り、かつて東洋一とうたわれた排水機場を築くなど、技術の粋を尽くして闘ってきました。そして今、数十もの排水機場が人工的に排水することによって、生活できる大地が存在しています。
水と土との激しい闘いを経て、水と土と共に生きるまちを築いた新潟市。闘いの猛烈さ、それを乗り越えるための知恵は、日本一と言えるでしょう。
これら先人の知恵と、大河が運んできた多様な土から生まれたのが、日本一の美田と美田が織り成す風景、そして、水と土との闘いで疲れた心を癒す神楽や祭りなどの伝統芸能です。
水と土に感謝し、先人たちに敬意を表し、ここから生まれた文化を大切にし、これら全てを次の時代を担う子どもたちに伝えていきたい。そういう思いから、新潟の水と土の宝物に多くの人々が触れるステージをつくりました。それが「水と土の芸術祭(仮称)」です。
【開催期間】 
 2009年7月18日(土)~2009年12月27日(日)
【実行委員長】 
 篠田 昭 新潟市長
【ディレクター】 
 北川 フラム
 (アートディレクター・新潟市美術企画監・新潟市美術館長・新潟市新津美術館長)
【事業概要】
 1 歴史文化の再発見
 2 地域の魅力の発信
 3 ランド・アート(屋外芸術作品)
 4 美術館での展覧会

~ サポーター募集中 ~
芸術祭を一緒に盛り上げよう!!
10月29日に発足した「市民サポーターズ会議」では小学生からご年配の方まで、多くの方が参加しています。
参加資格はありません。
新潟市在住でなくてもOK!
新潟が好き、アートが好き、いろんな人に会ってみたい、などどんな方でも大歓迎!
芸術祭開催に向けた色々な活動が、あなたを待っています。
皆様からのご登録をお待ちしています!!
<登録方法> 水と土の芸術祭(仮称)ホームページからご登録ください。

【問い合わせ】
水と土の芸術祭(仮称)実行委員会
事務局:新潟市シティプロモーション推進課内
TEL:025-226-2103 FAX:025-224-3850
E-mail:promo@city.niigata.lg.jp