2009年06月03日

出でよ、現代の安吾 「第4回安吾賞」候補者を募集

新潟市では、安吾賞の候補者を募集しています。
安吾賞は、本市出身の作家・坂口安吾の生誕100年にあたる2006年に創設。今年度第4回を迎えます。

「堕落論」「白痴」「桜の森の満開の下」「日本文化私観」などで知られる坂口安吾は、文学をはじめ何事にも一生懸命挑み続けた人でした。
その安吾精神を具現化し、さまざまな分野で挑戦し続けることで私たちに勇気と元気を与え、現代の日本に喝を入れた個人や団体を表彰するのが安吾賞です。今年度から、選考委員に編集工学研究所所長の松岡正剛さんからも加わっていただくことになりました。

第1回安吾賞は、劇作家で演出家、俳優の野田秀樹さん(新潟市特別賞=横田滋さん・早紀江さん)、第2回はアルピニストの野口健さん(同=カール・ベンクスさん)、そしてまだ記憶に新しい昨年度第3回は、作家で僧侶の瀬戸内寂聴さん(同=近藤亨さん)が受賞しています。

「堕落論」で戦後の日本人の心に大きな衝撃を与えた坂口安吾。その名を冠した安吾賞にふさわしいと思われる方を、事務局までぜひお寄せください。
締め切りは7月15日(水)まで。所定の推薦書をお送りいただくか、安吾賞ホームページからも推薦できます。多くの皆さまからの推薦をお待ちしております。

瀬戸内寂聴氏
第3回受賞者の瀬戸内寂聴さん

■問い合わせ 
安吾賞事務局
(新潟市文化政策課)
TEL:025-226-2563
FAX:025-230-0450
ホームページ http://www.city.niigata.jp/info/bunka/ango/