2006年08月04日

新潟市美術館の前川國男建築展は8月16日(水)まで

20世紀を代表する建築家・前川國男は新潟市出身で、新潟市美術館も設計しています。

「前川國男建築展」は生誕100年・没後20年の節目に企画されたもので、先に開催された東京ステーションギャラリーには25,000人を越える人々が訪れ、展覧会の図録が美術出版社より書籍化されることになったほどです。

また、前川は、一貫して「人間の建築」を唱え、時流や権力、営利、悪徳に屈しない、建築家としてのあるべき姿を、厳しい実践と言葉によって世に示し続けました。その姿勢は、偽装建築問題に揺れる今こそ改めて評価されるべきものとして、4月にはNHK教育テレビの『ETV特集』で『もうだまっていられない~建築家・前川國男の闘い~』が放送されています。

その前川國男の作品である新潟市美術館で6月から開催されていた「前川國男建築展」が、いよいよ8月16日(水)までとなりました。

8月12日(土)には、同館学芸員の松沢寿重氏による公開講座「時代をつくった建築家たち 前川國男を中心に」も開催されます(午後2時から)。

夏休みの一日、半世紀余におよぶ前川國男の仕事に、ぜひ触れてみてください。

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