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2009年08月 アーカイブ

2009年08月06日

8/15(土)@横浜市栄区 火坂雅志さん講演会「天地人を語る-直江兼続の義と愛-」

SC会員の関口正俊さん(ID000283)から、新潟市出身の作家で大河ドラマ『天地人』の原作者でもある火坂雅志さんの講演会の案内がありました。
テーマは「天地人を語る‐直江兼続の義と愛‐」です。

13日(木)からの3日間、「'09夏 さかえ未来塾 こもれび文化講演」と題して、ほかにも関口さんの講演会やコンサートなど盛りだくさんの内容となっています。

夏のひと時を文化講演とコンサートで過ごしてみませんか。

【'09夏 さかえ未来塾 こもれび文化講演】
■開催日時
2009年8月13日(木)~15日(土)
全日とも、9:20~11:50 (9:00開場)
■会場
リリスホール(横浜市栄区)
■入場料
・3日間共通券 2,000円
・当日券 1,000円
■日程
8/13(木)
 ・講演会「さかえ花慕情を語る」 講師:関口 正俊(さかえ未来塾講師)
 ・コンサート「ツィゴイネルワイゼン、夏の思い出 ほか」
  栗原 尚子(バイオリン)、中野 恵子(ピアノ)
 ・講演会「人が死ぬということ」 講師:唐木 英明(東大名誉教授・獣医師)
8/14(金)
 ・講演会「ダ・ヴィンチとミケランジェロ」 講師:深田 独(美術評論家)
 ・コンサート「ムソングスキーの「展覧会の絵」 ほか」
  茨木 智博(トランペット)、松木 葉子(ファゴット)
 ・講演会「マンガ人生50年」 講師:高 信太郎(マンガ家)
8/15(土)
 ・講演会「ガン予防と禁煙」 講師:望月 友美子(国立がんセンター研究所・医師)
 ・コンサート「夏の思い出、砂山、おねがい ほか」
  細沼 みえ(ソプラノ)、中野 恵子(ピアノ)
 ・講演会「天地人を語る-直江兼続の義と愛-」 講師:火坂 雅志(作家)
 ※講演会終了後、火坂雅志氏のサイン会があります。
 
 ★「天地人」観光パンフレットも各種ご用意しています★

■主催・問い合わせ
NPO法人 さかえ未来塾
TEL 045-719-0882

2009年08月07日

銀座くろさき茶豆収穫

6月に銀座のビルの屋上に植えられた新潟の夏の味覚の王様・くろさき茶豆。当初はまだ10センチほどのかわいい苗でしたが、その後40センチくらいまでにすくすくと成長し、8月7日に無事、銀座の皆さんから収穫をしていただきました。

環境の全く違う土地ではたしてちゃんと育つのかと最初はおそらく誰もが半信半疑でしたが、「虫ニモマケズ カラスニモマケズ サウイフ豆ニ ワタシハナリタイ」と、くろさき茶豆は新潟もんの意地とたくましい生命力を見せ、銀座の土地で見事に大輪の花ならず大粒の豆を実らせてくれましたぁ!(^^)!

わずか2か月余りの成長記録でしたが、思えば長い道のりでした。苗を植えてから初めて観察に行った時は、ひやひやでした。「引越しのストレスと環境の違いから、全滅しているのでは・・・。あわわ。」と恐る恐る屋上へ向かったのを覚えています。

しかし銀座の空の下、かわいい苗たちは数日前よりもほんの少しだけ背丈を伸ばして、しっかりと空に向かって成長しているではありませんか。

かわいい・・・。

収穫を楽しみにしていただいている銀座の皆さんのためにも絶対に枯らしてはいけないという重大なミッション。そのずっしりとした重みに少しよろけそうになっていた私ですが、一番プレッシャーを感じているはずの苗たちが健気に成長している姿を見て、不安も吹き飛んで行きました。そして本当にかわいいなぁと、仕事抜きで愛情が芽生えてきます(*^_^*)農家さんの気持ちが、初めて本当に分かったような気分です。

虫に喰われた葉っぱに絆創膏を貼ってあげたい衝動を抑え、カラスにキッと目で威嚇をして、初観察は終了。

その後、茶豆たちはたくさんの銀座のお父さん、お母さんたちに見守られながらすくすくと成長しました。

私の成長日記も、白い花が咲く一番かわいい時期を見逃すというまさかの大失態(-_-)!!や、産毛だらけの小さな豆の赤ちゃんを発見した時の喜び(;O;)など、悲喜こもごもな日記となりました。

そして収穫祭では、クラブのママさんたちをはじめ、“銀座の大人たち”が泥まみれになりながらのちょっとしたお祭りに。いつもはおしとやかなママたちが力一杯苗を引っこ抜いて歓声を上げたり、食べごろに膨らんだ豆を見つけて喜び合ったりと、どの顔を見ても、みんな笑顔です。
そしてもちろん、一番の笑顔は採りたて茹でたてを食べたとき!!

この夏、たくさんの笑顔をくれた茶豆たちに、ありがとう(#^.^#)

追伸(茶豆より):銀座で収穫された僕たちは、今後、松屋銀座さんのご協力で「マカロン」に変身する予定です!おしゃれに変身した僕たちに会いに来てね!

2009年08月24日

夏は清涼感をもたらす歌舞伎をどうぞ

みなさん、昨年夏に掲載した「歌舞伎観劇の巻」の、サポーターズ会員で歌舞伎俳優・澤村伊助さんについて覚えていますか?
今年も澤村さんの東京公演があるとうかがいましたので、事務所の他のメンバーを押しのけて、応援するために東京公演を鑑賞してきました。今後行ってみたい!と思っている会員の方のために突撃レポートした感想をご報告させていただきます。

ところで、歌舞伎についてみなさんはご存じですか?
私は恥ずかしながらうろ覚えだったので^_^;、ヤホー、いやヤフーで事前ににわか勉強をし(400年前からの伝統芸能などなど)、東京公演に行きました。

公演は3幕。
「菅原伝授手習鑑」、「双面水照月」、「与話情浮名横櫛」の3つで、目的の澤村伊助さんの出番は、「与話情浮名横櫛(よわなさけうきなのよこぐし)」、最後の作品のお富役です。

歌舞伎初心者の私にとって、内容をよくわからないまま長い間鑑賞するのはツライと思い、会場で貸し出していたイヤホンガイド(補聴器式ガイド)をゲット!ヨシヨシこれで完璧と座席につきました。
会場は女性の方が多く、男1人で来ている人はほとんどいません。私の席の両隣も女性。少し小さくなりながらの鑑賞です。

当初、3幕で4時間は長いなーと思っていた私も、舞台で演じる役者さんの表情、表現や声に圧倒され、はじめから引き込まれるように鑑賞。イヤホンガイドだけではもの足りず、1幕目が終わると当日パンフレットも購入。休憩時間に見どころなどを事前チェックしちゃいました。

そうこうしているうちに最後の「与話情浮名横櫛」、伊助さんの出番です。大店の質屋和泉屋の一番番頭、多左衛門のお妾さん役で、はじめから登場です。男性の私から見ても女形の伊助さんは非常に艶っぽく、細やかなしぐさの一つひとつがとても女性らしく見えます。また、ちょっとしたコミカルな演技にはクスッとした笑いもおこります。「伊助!」と絶妙なタイミングで客席から掛け声も入ります。周りを見渡すとお客さん全員が舞台に集中しているように感じられました。そんな伊助さんを「ガンバレー」と心の中で応援しつつ、私自身も舞台に引き込まれ、あっという間の4時間でした。甲子園では新潟代表が決勝戦まで勝ち上がり感動をもらいましたが、澤村さんの夏の舞台からはさわやかな清涼感をいただきました。

なお、伊助さんが主役のお富を演じるこの作品、たびたび上演される歌舞伎の代表的な演目であり、たいていの人は「お富さんへ、いやさお富、久しぶりだなあ」という有名なせりふをご存じのことと思います。(せりふを聞くまでわからなかったのでお恥ずかしい話です。)

最後にただ1つ心残りだったのは、幕間の休憩時間に焦ってしまい適当に弁当を買ってしまったことです。“隣りの芝生は青い”と言いますが他の方が食べているお弁当は非常においしそうでした。作品の鑑賞だけではなく幕間の休憩時間も歌舞伎なのだということも心に刻み帰途についたのでした。

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