2006年12月07日

わたしと新潟 DESIGN CARD

 わたしと新潟 / Photo,Designed by kitazawa-office.

2006年12月05日

「わたしと新潟」のスタートに当たって 中村正董

中村正董 氏画像
●編集人心構え 中村正董

中村正董(なかむら まさのぶ)氏 略歴
1936年栃木県生れ。大和證券、大和総研常務などを歴任。88年から大和日英基金事務局長。89年から通産省「日伊ビジネス・グループ」日本側事務局代表。97年から新潟大学留学生センター教授。現在は帝京大学経済学部教授のほか、国際理解教育情報センター(NPO)会長等。05年11月伊政府からカヴァリエーレ(騎士)章を受ける。千葉県船橋市在住。一橋大学経済学部卒。

新潟市が一回り大きくなり、更に、自己決定権限の大きな、政令都市に進もうとしています。そうした変化は、それなりにいろいろ難しい課題を抱えていて、新潟市は脱皮する動物のように、上に向かってもがいているように見えます。

そうした新潟市を応援しようと、東京に「新潟市サポーターズ倶楽部」が生まれて1年半が経ちました。新潟大学での教員生活を中心に7年間を新潟で過ごし、新潟を故郷のように感じている私は、最初からこの倶楽部に参加しました。「安吾賞」をテーマにしたサポーターズミーティングなど、なかなかの活動を繰り広げてきたと思います。

今度の「わたしと新潟」は、サポーターの皆さんの、新潟市に寄せる思いや記憶を短文にまとめて貰って、倶楽部のHPに載せようという企画です。倶楽部のメルマガからもアクセスできます。編集にはサポーターの皆さんの中から希望する方に加わってもらいたいと考えていますが、わたしにも参加するようにとのお誘いがありました。これから、どなたから、どのようなお話が出るのか、それが楽しみです。

この倶楽部は、しかし、結構重い課題を抱えています。新潟市の発展に寄与したいということです。そこで、何が出来るのか、出来そうなのか、どこをどうすれば良いのか、そうした前向きで遠慮の無い意見や提案を歓迎することになるように思います。編集会議自体がそうした議論の場になると良いと思います。そして、幾つかのテーマに沿って、どなたにお願いするかを考えることになるでしょう。その寄稿に関して、議論が出たり、敷衍があったりしたら尚良いと思います。優等生の答案でない、あちこちに火をつける様な、多少過激なものになることを期待しています。

今、地方は改革の時代です。新しい新潟市はどこに向かうのか、あらゆる可能性を議論できる場になれば、このコラムが生き生きとしてくると思います。