いよいよ「日本海政令市にいがた 水と土の芸術祭2009」が開幕しました。
新潟市応援団であるサポーターズ倶楽部も、7月18日のオープニングに合わせて「水土ツアー」を組み、総勢30名の大挙をなしてドドーンと!新潟へ押し寄せましたぁ(^^)/
オープニングの前日にはみなとぴあ(新潟市歴史博物館)脇の芝生広場で前夜祭が催されました。これから約半年間にわたり開催されるロングランの芸術祭。無事門出の日を迎えられたこと、そしてこれから半年間、共にサポートし盛り上げていこうという、感謝と祈りの前夜祭となりました。
かつての湊町の名残を残す水辺の広場には前夜祭を祝う人々が次々と集まり、新潟甚句や佐渡おけさなどを踊りながら、笑い、語り明かす、宴の夜となりました。
佐渡おけさの踊れない私はもっぱら屋台の買い食い専門で、茶豆や唐揚げをほおばりながら、お祭り気分に酔いしれていました。今日はビールをグッと我慢していますが、盛り上がる人たちを見ているだけで気分はハイに。(*^_^*)
そして翌日はいよいよ芸術祭の開幕です。
オープニングセレモニーが開催された新潟市美術館にはメディアの方々もたくさん集まり、大きな注目を集めながら華やかに芸術祭がスタートを切りました!
新潟市美術館に展示されている「のぞきからくり」は必見です。上演が始まると、そこはたちまち大正ロマンの世界。当時の人々が、夢中でのぞき窓を覗き込む光景がデジャブのように蘇ります。
オープニングセレモニーの後は、アート作品を巡るバスツアーの開始です!初日は5台ものバスが出たのですが、サポーターズ倶楽部のバスはなんとその「1号車」!芸術祭初日の、しかも1号車!(しつこいですけど、嬉しかったので。)映えある我らが「サポーター号」は、先頭を切って出発進行です(^J^)!
サポーター号には芸術祭実行委員長の篠田市長が同乗し、希少なニイガタ検定1級所持者(!)である市長の見事なバスガイドにより、「おぉ~」と「なるほどぉ~」と、サポーター号の乗員にとってはかなりラッキーなバスツアーとなりました\(^o^)/
バスツアーでは実行委員会の方に厳選していただいたオススメスポットを巡ったのですが、その中でも私のベストオブベストはアン・グラハムさんの「Shinohara’s House」です。典型的な日本家屋に西洋のアートが馴染み、不思議と居心地の良い空間になっています。
しかし私が一番感動したのは、作品そのものの素晴らしさだけでなく、作品へ行きつくまでの道のり、風景なのです。新潟で暮らしているとどうしても車で移動することが多く、何度もドライブをして通ったこの五ヶ浜が、少し車を降りて歩けばこんな風景が広がり、こんな小道があったのかと、今まで全く気付かなかったことに、少し愕然としました。
「新潟は見るところがない。」「新潟のまちは風情がない。」とよく耳にします。
しかし、そんなことはありません。私たちが身近な宝物に気づいていないだけではないでしょうか。今回の芸術祭は市外のお客様から新潟へあそびに来ていただくことも一つの大きな目的ではありますが、それ以前に新潟の人が新潟の素晴らしさに気付くための芸術祭でもあります。
実際、今回サポーターの方々からとても喜んでいただいたのが、2つの川の立体交差でした。新潟に住んでいると当たり前の光景が、実はとても変わっていて面白いものだったということに気付かせてもらいました。
海あり山あり田園あり。まさに新潟らしい車窓の風景にすっかり癒され、途中意識朦朧(^^ゞだった私ですが、また新潟から元気をもらい東京へ戻ってきました。
今回ご参加いただいたサポーターの皆さん、本当にありがとうございましたm(__)m
芸術祭は12月27日まで好評開催中!まだお越しいただいていない方はぜひお誘い合わせのうえ、ご来場ください。今回参加された方も、一度といわず二度三度、残りの作品を観に来てくださいネ。一緒にスタンプラリーを埋めましょう(^u^)