ブログでも紹介していましたが、サポーター会員で新潟市在住の写真家・中村脩さんの撮影した写真が音楽とコラボをする「新潟の音風景」というコンサートに行ってきました。
会場は東京都民教会。
普段、教会なんてなかなか足を踏み入れる機会のない私は神聖な場所に入ると思うと、「悔い改めよ。」というキリストの声が聞こえてきそうで、さまざまな悪行が蘇ります。(;O;)
受付で中村さんが撮影した写真のポストカードのプレゼントがあったのですが、2枚だけと言われながらもどれも素敵で選べず、ちゃっかり全種類頂戴しようかとも思いましたが、ここはぐっと我慢。
「良いことをしたなぁ。」と、普段の悪行がすっかり悔い改まったような気持ちで、堂々と教会の中に入ります。
中村さんは毎年ご自分の撮った写真で『萬代橋』『新潟原風景』というカレンダーを製作しています。サポーターの皆さんにも毎年プレゼントをいただいているのでもらった方はご存知かと思いますが、中村さんの撮った写真は「美しい・懐かしい・癒される」の三拍子です。
普段そこに生活しているとつい見過ごしてしまうような新潟の自然あふれる美しい風景がたくさんつまっています。日本海、夕日、田んぼ、雪、花。今はふるさと新潟を離れて暮らす元新潟もんにとっては特にタマラナイ逸品ではないでしょうか。
いただいたポストカードを見ながら、私も新潟の海に思いを馳せます。
そして照明が落ち、いよいよ開演です。
開演を伝えるかのように、心地良い篠笛の音色がシンとした教会の天井高くまで響き渡ります。
昔どこかで篠笛の音色を聞いたことがあるのか、ないのか。不思議なくらい懐かしい気持ちになります。
佐渡市在住の狩野泰一の奏でる篠笛の音色の中で眼を閉じれば、たちまち私は佐渡の浜辺をさすらう流浪人。笠を被っているのが、ポイントです。私の得意の妄想が無限に広がり始めます(^^ゞ
序章の曲ですっかり篠笛の世界に引き込まれた私ですが、次の曲からは中村さんの写真映像やピアノ演奏も加わり、篠笛だけの世界とはまた違った空間に変わります。
私も笠を脱いで、今度は佐渡の大空を舞う一羽の朱鷺になります。
仲間がいなくて寂しがっている朱鷺です。仲間がいっぱいいた昔のことを思い出しながら今はたった一羽で飛んでいる朱鷺です。
こんな想像をしていると、朱鷺の悲しみがとても他人事(鳥ごと?)でなく伝わってきます。(ToT)
言葉はなくとも音楽と映像で十分に佐渡の魅力が伝わるコンサートでした。
大地の声が、木々の声が、朱鷺の声が聞こえてくるようなコンサートでした。それは言葉よりももっと大きな力で訴えかけるものがありました。会場の誰もが「佐渡に行ってみたい!」「佐渡の自然を守りたい!」という気持ちになったのではないでしょうか。
東京公演は今回が初めてとのことでしたが、中村さんや狩野さんにはこれからももっともっと首都圏での公演を展開してほしいと切に思います。正直、チケットが取りにくくなったら嫌だなと思うくらい、お勧めです。(*^_^*)
次の機会もまたブログでも紹介しますので、ぜひ皆さん行ってみてください。絶対に後悔はさせませんヨ!