ル レクチエ
新潟市の食と花の銘産品にも指定されている西洋ナシ「ル レクチエ」が今年も解禁日を迎え、首都圏にも続々と出荷されています。
先日、東京の赤坂、渋谷、銀座で同時にル レクチエを出店し販売しましたが、私も銀座の「ファームエイド銀座2009」の会場に向かい、試食販売の支援をしてきました。
実りの秋真っただ中。
銀座の会場には新潟のル レクチエ、新米、地酒のほか、北海道や茨城など各地の美味しいものが出店しました。当日はあいにくの曇り空。一日もってくれたらいいなぁと祈りながらのスタートです。しかも出店は屋外なので、かなり寒いです。とにかく声を出して体を温めます。「新潟のル レクチエです。よろしくお願いしまーす。」
山形のラ・フランスに知名度で一歩も二歩もリードされているル レクチエ。去年もそうでしたが洋ナシというと、ほとんどのお客様から「ラ・フランス?」と聞かれます。
「いいえ、新潟のル レクチエです。」と繰り返します。悲しいかな、この決まり文句を録音テープに吹き込んでリピートしておきたいくらいです(^^ゞあまりに「ラ・フランス」という単語がお客様から出てくるので、疲れてくるとこちらも「新潟のラ・フランスでーす。」とあるまじき発言をすることも。この間違い発言が出たら疲れた証拠。奥に引っ込んで試食品を切る仕事に切り替えます。しかしこの試食品を切る仕事も、地味ですが、かなりハードな仕事なのです。かじかむ指でひたすら黙々と皮を剥きます。たまに(たびたび?)つまみ食いができるという嬉しい特典以外は、すべるル レクチエとの格闘です。早く、かつ薄く。試食品が少なくなってくるのを見ると焦ります。焦るとレクチエがすべります。去年に引き続きこの過酷な仕事を経験し、かなり皮むきの腕が上達しました(^u^)「ル レクチエ皮むき選手権」なるものがあれば、かなり上位に入賞できるのではないでしょうか…。
まだまだラ・フランスと間違うお客様が多いのも現状ですが、「新潟のル レクチエでしょ、知ってるよ。」と言ってくださる方も確実に増えています。そしてル レクチエを知っている方なら、ほぼ全員の確率で買ってくださいます。出荷量が少なく、出回る期間も短いので、偶然通りかかった方は「ラッキー」とばかりにドーンと箱買いしてくださるお客様もちらほら。
そして確信したのは、試食さえしていただければ、その美味しさは必ずお客様に分かっていただけるということ。興味がなさそうに通り過ぎようとするお客様にも一口試食さえしていただければ、「あら」という顔で急ぎ足を止めてくださいます。やはりレクチエは試食販売を地道に続けていくことが大切だなぁと実感させられました。
結局、途中で商品が足りなくなり、何度か追加で納品してもらうという嬉しい事態に。レクチエを切る腕も鳴ります。私たちはこれからも「ラ・フランスじゃないよ、ル レクチエだよ。」と伝道師のように地道に売り歩きます。いつの日か、この熾烈な洋ナシ戦争に決着がつく日を夢見て…。
ル レクチエは12月下旬までしか味わえない期間限定の高級フルーツです。お歳暮などのご贈答にも最適です。あなたの大切な人に贈りませんか。必ず、喜んでいただけるはずです。
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