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天神山城址

越後が舞台の大河ドラマ「天地人」。いよいよクライマックスを迎えようとしていますが、皆さん、毎回欠かさず観てますか(*^_^*)?

さて、天地人に登場する人物の中で新潟市にゆかりのある人物は、直江兼続の弟・大国実頼です。大河ドラマでは小泉孝太郎さんが演じています。現在の西蒲区域にあった天神山城(てんじんざんじょう)で城主を務めました。

先日、私も生まれて初めて天神山に登ってきました!
天地人ブームに乗って、新潟市でも今年は広く天神山をアピールしてきましたが、なかなか行く機会がなかった私。しかし、この時期は気候も一番良く、紅葉も始まっているはず。天地人の放映が終わる前には一度登っておきたいし、山登りの後には岩室温泉でのひとっ風呂というご褒美も(^u^)。しかもちょうど今は「うまさぎっしり新潟」キャンペーン開催中で、たしか岩室温泉街でも食のおもてなしをしていたような・・・。あれこれ考えると「今行かずにいつ行く!?」という気持ちになった私は、意気揚々と天神山へと向かったのでした。

天神山は200メートルちょっとの山なので、ハイキング感覚で気軽に登れて、初心者や子ども、お年寄りにもおススメですヨ(^_-)!
・・・と天地人の観光イベントがあった時などには調子良く説明していた私ですが、いざ自分で登ってみるとゼェゼェするポイントがいくつかありました(T_T)全体的には比較的緩やかな山道が続くのですが、ところどころくじけそうになるポイントが立ちはだかります。一見風情のある紅葉した落ち葉も、前日の雨で濡れていれば要注意アイテムですし、かわいいドングリの実もその丸みに足を取られかねません。山には落とし穴がいっぱいです。

しかし、天神山城址は中世の城郭跡がほぼ完全な姿で残っているので、途中、敵陣の侵入を見張った物見台(ものみだい)や、敵の攻撃から城を守るための土塁・石塁、または当時の貴重な水資源であった瓢箪池(ひょうたんいけ)など、見るポイントがたくさんあって、飽きずに歩を進めることができます。

そしていよいよ本丸が近付くと、最後の試練とばかりに急な坂です。半分よじ登るように登ると、その先にはもう本丸が見えます!私は数々の攻撃をかわし今まさに本丸に攻め込もうとしている敵陣の面持ちで本丸めがけて駆け出します。

・・・とそこには、空壕(からぼり)が!
あわわわわ(;O;)

危ない危ない。
侵入した敵陣から最後に主郭を守るための、いわば落とし穴のようなV字谷なのですが、見事に引っ掛かりまごまごとしている私を見て、連れの友人が一言「たぶん今、撃たれるね。」

おそらく槍が刺さったであろう私は、命からがら本丸に辿り着きます。

しかし頂上から見渡す越後平野はどこまでも広く、そして今は平和で、「米どころ新潟」の姿を目の当たりにできる素晴らしい光景です。
はるか昔、実頼はこの景色をどんな思いで眺めていたのでしょうか・・・。

さて、おりしも天神山城址を訪ね大国実頼に思いを馳せたその日に放映された天地人は「実頼追放」。高野山に追放されちゃいました。
しかし、実頼の上杉家や越後に対する深い想いが伝わってくる内容でした。ドラマ終盤になって、脇役の実頼をクローズアップしていただいたNHKに感謝です。

越後を愛し越後のために生きた大国実頼。
そんな人物が新潟市域で城を守っていたなんて、すごく誇らしいことだと思います。私たちはもっとこの事実を知り、誇りに思っても良いのではないでしょうか。

皆さんもぜひ一度天神山に登り、実頼やその時代に生きた越後の人々へ思いを馳せてみませんか。

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2009年10月30日 13:22に投稿されたエントリーのページです。

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