サポーターズ会員で歌舞伎俳優・澤村伊助さんの東京公演へ行ってきました。
歌舞伎初体験の私はワクワクしながら会場に向かいます。会場の周りには着物を着たご婦人がちらほら。髪も美しく結い上げて、なんだかとてもいい香り。
女性が着物を着ているのはやはり良いものです。ジーパンで来た私はKW\(◎o◎)/!?
さて、いよいよ開演です。歌舞伎ビギナーの私も、その華やかで迫力ある舞台にすっかりハマってしまいました。
最初に役者さんが笠を外した時の、これぞ歌舞伎!という化粧に、会場からは大きな拍手!
私もその最初のインパクトの強さに、がっちりハートをつかまれました。
「よっ!」
そして続く常盤津連中「釣女」で、いよいよ澤村伊助さんの登場です!
伊助さんは女役の役者さんで、今回は上ろうという役どころです。
伊助さんの憂いを含んだ表情とはんなりとした仕草が、なんとも言えぬ艶っぽさです。
「よっ!伊助っ!」
次の幕は「番長皿屋敷」。
番長皿屋敷と聞くと、「1ま~い、2ま~い・・・、あと1枚足りな~い、しくしく」というセリフがまず思い浮かびますが、今回の芝居は怪談ではなくあくまで純愛ドラマです。
愛する播磨の心を試すため家宝のお皿を割ったお菊は、疑われたことに怒った播磨に手討ちにされますが、お菊は男の真心を知り、喜んで死んでいくというストーリーです。「他に方法はなかったの」と思わずお菊につっこみたくなるストーリーではありますが、現代人に純愛の尊さを思い出させてくれる作品でした。
最後は「勢獅子」という、その演題からも想像できるような、楽しいお祭りの舞台です。
舞台の出演者が全員登場して様々な踊りを披露するのですが、伊助さんはやっぱり華があります!
大勢の中でも、そこだけ一際、オーラがあるんです。
夢のような時間もあっという間に過ぎ、会場を後にした私は江戸時代から平成時代へタイムスリップ。
歌舞伎の素晴らしさを教えていただいた澤村さん、ありがとうございました。
これからもずっと応援していきたいと思います(^-^)!